千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、変形性股関節症やグローインペインの運動療法にあった、大腿骨頭の求心性を
保持する大事な筋肉について書いていきます。
大殿筋、中殿筋が最も重要な筋肉で、外旋六筋、内転筋(恥骨筋)とあります。
大殿筋・中殿筋が大腿骨頭の求心性を保持出来ないと常に恥骨筋、股関節外旋筋に過緊張が
起こり、股関節の関節腔が狭くなります。また、大殿筋により股関節の伸展が保持出来ないと
ハムストリングス、内転筋により股関節を伸展するため、慢性的に内転筋・ハムストリングス
がスパズムを起こします。また、中殿筋の筋力が低下すると歩行の立脚中期での骨盤の支持が
できないため、股関節内転筋群により骨盤を安定させ、内転筋群にスパズムが起きます。
骨盤の不安定性は同時に腸腰筋のスパズムを引き起こします。
腸腰筋は股関節の屈曲作用と、腰椎・股関節の安定化作用と両方を持ちます。大殿筋・
インナーユニットの機能が低下し、腸腰筋が腰椎・股関節の安定化作用に関与しすぎると
腸腰筋は慢性的にスパズムを起こし、股関節前面のつまり感を引き起こしたり、腰椎の
内圧を上げたりして腰椎椎間板症や脊柱管狭窄症を悪化させてしまうのです。
やはり、同じ筋肉や関節、間違った身体の使い方を常にしていると、必ずどこかに異常が
起きてしまう仕組みになっていますね。正しい身体の使い方がわかるように勉強していきます!
青葉鍼灸整骨院 五十嵐でした。