千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
今回は、大腿骨頭にある臼蓋についてです。
臼蓋は、前面部が浅く、後面部が深いです。従って骨盤が前傾すると臼蓋の被覆面は増大し、
骨盤が後傾すると臼蓋の被覆面が減少します。骨盤が後傾すると骨構造の不全を補うために
腸腰筋が緊張し、一種の擬似臼蓋として股関節前方の安定化に寄与します。
仰向けで股関節・膝関節90度にして内旋を行います。これが内旋60度以上で股関節臼蓋
形成不全と判断し、将来的に変形性股関節症が起こりやすいです。
仰向けで股関節内旋を行い45度以下の場合、腸腰筋が過緊張していると見られます。
うつ伏せで股関節内旋をして45度以下の場合、股関節外旋筋群(閉鎖筋)の過緊張状態と
判断します。痛みを生じたり、抵抗下の外旋動作で痛みがあれば(内)外閉鎖筋損傷の疑いが
あると考えます。MRIが必要になります。
股関節の臼蓋形成不全では大腿直筋・腸腰筋に負荷が強くかかるため、大腿直筋のカルシウム
沈着が起きやすいです。また、股関節を安定させるため腸腰筋、内転筋、外旋六筋、大腿直筋の
過緊張が起きやすいのです。
私も、下っ腹や太ももの前側の筋肉が張りやすく、骨盤が後傾になる癖があるのでこういった
股関節の疾患にならないように骨盤周りの安定させる正しい使い方を身につけていきたいです😊
青葉鍼灸整骨院 五十嵐でした。