千歳市の日常やスポーツでのケガ、交通事故後のムチウチなどを施術する整骨院。
青葉鍼灸整骨院の五十嵐です。
まん延防止が解除され、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、上位交差性症候群の評価とこの症状による頸部~上肢機能障害の具体例について
書いていきます。
上位交差性症候群は猫背のことをいいます。頸椎~上肢の機能障害の一番の原因が
上位交差性症候群です。
頸椎椎間板症、頸椎椎間孔狭窄症、胸郭出口症候群等の頸椎疾患、それに伴う上肢の障害は、
上位交差性症候群と呼ばれる肩甲帯・胸郭・インナーユニットの機能障害が原因になっている
事が多いです。頸椎~上肢の治療には、局所的な治療と共に、上位交差性症候群の改善が
必要です。
いわゆる肩こりや、頸椎椎間板症、頸椎椎間孔狭窄症、胸郭出口症候群は、頭部の位置異常や、
それに伴う肩甲帯の前傾・外転、胸椎の後弯、横隔膜の扁平化、インナーユニットの筋力低下
などの機能障害(上位交差性症候群)を改善していかないと、疼痛抑制だけでは根本的な改善には
つながらないのです。
・筋出力が高くなり、筋緊張が高い筋
大後頭直筋、板状筋、半棘筋、肩甲挙筋、小胸筋、斜角筋、胸鎖乳突筋、咬筋、外側翼突筋
・筋出力が低くなり、筋緊張が低い筋
椎前筋、菱形筋、前鋸筋、僧帽筋下部線維、インナーユニット(横隔膜、腹横筋、骨盤底筋)
上位交差性症候群による頸椎~上肢機能障害の具体例
①前方頭位
頭部が前方に倒れ、顎関節が上がり上部頸椎には伸展が、下部頸椎には屈曲がかかります。
上位頸椎の伸展により、後頭下筋群が緊張し、頭痛を起こしやすくなります。また、下部頸椎が
屈曲することによって椎間板症を起こしやすくなります。
評価:上体を固定し、耳孔が肩峰より後方にひけるかを確認します。引けなければ、椎前筋の
機能低下がみられます。
次回はこの上位交差性症候群による頸椎~上肢機能障害の具体例の続きを載せていきます!
どんどん身体を動かしていきましょう!
青葉鍼灸整骨院 五十嵐でした。